仕事の内容
私は主に大学の施設整備に関する業務に携わっています。改修工事の設計においては、既存の建物が抱える制約の中で利用者のご要望をいかに汲み取るかが重要です。そのため、常に「利用者がどう感じるのか」という視点に立つように心掛けています。また、円滑な進行には他の担当者との協力が不可欠です。設計時は改修後の維持管理にまで配慮しながら入念な打合わせを行っています。全員で試行錯誤しながらつくりあげた施設設備が快適に利用されている光景は、大学職員という仕事ならではのやりがいです。もともとは工務店へ就職し住宅の設計業務や営業を担当していましたが、今まで育ててくれた地元に恩返しをしたいと思い、地域に根差した教育を行う鳥取大学へ転職しました。地域住民として感じてきたことや前職で培ったスキルを生かしながら、現職を通じて地元に貢献していきたいです。
&先輩
施設整備を進める中で、自分の考えに自信が持てないことがありました。そんなときに力になったのが先輩からのアドバイスです。過去の事例をもとに、当時はどのような根拠・考えに基づいて検討を進めたのか、ご自身の体験を交えながら丁寧に指導いただきました。施設の間取りや工法には意味があり、それぞれの経緯や意図を理解することは確実にスキルアップにつながります。今後も「温故知新」の姿勢を忘れずに、過去の経験から学んでいきたいです。